あるヨギのブログ

実際の修行の体験に基づいて、思ったことを綴ります。同じ道をこれから歩もうとする人、すでに歩んでいる人の励みになれば嬉しいです。

チャネリングの是非

解脱、本当の自己との合一、真理を求める修行者にとって、チャネリングは魅力的なものではあるが、あまりお勧めしないのが私の見解となる。

 

なぜなら、つながる多くが低級霊だから。

 

たとえばよくある現世利益の質問に対して答えるのは、ほとんど動物霊などの低級霊。

 

当たり前である。

 

高級霊は、物質的ものが幻想だと見抜いている。

 

輪廻から引き揚げたいという菩薩の願いを持ちながら、そこに留めておく事になる願いに反応することはない。

 

本当の霊との違いを語ることは難しいが、私の経験からいうと、本当の霊は内側から語る。

 

自分よりも自分の中、ハートの深い部分から、疑いようもない威厳と、聞く者を安らがせる声でハッキリと語る。

 

対してその辺の霊は、頭を通して語るように思われる。

 

個人的な波長と重なった想念が、引き下ろされるのではないかと感じる。

 

まあその辺の霊といっても、人間よりは高度な霊体であることも多く、我々に役立つことを愛をもって語りかけてくる存在もいる。

 

しかしどうせなら、高級霊と繋がるべきと思うが、いかがだろうか。

 

ただ高級霊といえど、我々の自我が反発することは避けられない。

 

私も"彼"の声を聴くことはおろか、自分の中に自分よりも自分である存在がいることが、最初は怖いと感じた。

 

自分が侵略されるような感覚さえあった。

 

しかし、彼は真我そのものなのだ。

 

逆に普段私が自分と勘違いしている自我こそが侵略者であり、異邦人なのだ。

 

みなさんにも、是非この観点から一度、チャネリングの是非について考えてもらいたい。