しもべのバクティ
しもべは、忠誠を誓った主人の為に全てを捧げる。
捧げるからには、仕事内容も、報酬も、労働時間も、全てお任せ。
何に対しても異論を挟むことは、良いしもべのすることではない。
ライフワークバランス。
しもべのバクティを行うヨーギは、そんなものを笑い飛ばし、24時間365日、主に奉仕する。
もちろん、休みは必要かもしれない。
でもそれは、より良い奉仕のための準備期間だと考えなくちゃいけない。
瞑想を行うとしても、それは主の御言葉によりよく耳を澄まし、より正確に主のお考えを汲み取るためのもの。
最愛の至高者のしもべとして生きる我らに、自分のための時間などない。
多くの世人は、「私」を中心に生きている。
しかし我らは「あなた」を中心に生きている。
その違いが、人としての生き方のとても大きな違いを生み出す。
何故、こんなにも主人に対して尽くすのか?
それは、主に尽くす事だけが、我々の幸せであることに気付いてしまったから。
しもべのバクティは、そんな気付いてしまった魂だけの特権みたいなものなのだ。